飲み屋の前で財布争奪戦

飲んで食って、会計を済ませることとなった。普通の飲み屋なので、支払い場所は出入り口近くだ。そこで正義が支払おうと財布を出し、支払いを終え、財布を持ちながら店を出たら、横から急に手ができて財布を奪った者がいた。
支払いは済んだといえ、まだ財布にはそれなりの金や、いろいろなカードが入っており、これをとられたら、大損害、不便である。
すぐ、奪い返し、また奪われ、と、格闘になったわけだ。この様子が店の防犯カメラに録画されているに違いない。この事件を除いて何か事件がない限り、この録画が見られることはないだろうが、フェルトの黒いへんちくりんな帽子を目深にかぶっているから、誰だかわからないにきまっていると、強盗はうそぶく。なんと運転免許を奪い取り、生年月日を調べるのが目的だというのだ。
財布には運転免許証は入っていない。強盗は目的を達することができず、あきらめたわけだ。
なんという、酔っ払いだ。日曜日夕方行くから待ってなさいとの宣言の元に来て、飲んで食って挙げ句の果てに、財布を強奪して…
年金受給者のご婦人がすることかよ。
 

3件のコメントがあります

  1. ひめ

    年金受給者は、その後に自身の使い古した財布を出し、入っている各種カード類=勿論、免許書・保険書含め=のみならず、万札の一枚も入っていない乏しい貧しい所持金まで披露。(ビンボーだわ…なぜ、所持金まで披露したのだろうか…)
    それどころか外に出た時には、全所持品の入ったバッグまでお預けするという涙々の”お詫”を態度で示して。
    「行くから待ってなさい」などという命令など、とてもとても恐れ多くていたした事はございませぬ。
    「夕方からいらっしゃいます?」と、丁寧にご都合を伺うメールを出して、その返信は、ある意味では感動的ともいえる二文字のみ。

  2. ひめ

    あ! 「恐れ多い」って誤変換だわ。
    長年ワープロソフトで文字を打っていると、特にパシャパシャ打っていると、誤変換が何箇所かあるので修正が効かないと困る。

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