UPS を使って停電時の再起動

OMRON BZ50T をUPSに使っているが、これまで停電時に再起動させるような設定にしてなかった。バッテリーが2年過ぎて交換せざるを得ないので購入(6400円)したのを機に、停電時にサーバを自動的にシャットダウンし、電源が回復したらサーバを再起動させるようにした。プログラムはOMRONがOSX10.4 用に提供している
Macintosh の方で電源が再開したら自動起動する(システム環境設定→省エネルギーオプション→停電後に自動的に再起動)ように設定しないとMacintoshは再起動しない。UPSの方はバッテリーに余裕がある限り電源を供給している。したがって、電源ダウン→Macinoshsシャットダウン→電源回復だけではMacintosh は再起動しない。UPSが電源供給を続けているからである。したがって、UPSプログラムのほうで一度電源供給を止める必要がある。これが「UPS再起動」の設定項目である。これをON(する)に設定しておく必要がある。
流れは;
停電→(設定時間*A)→OSシャットダウン(電源供給は続く)→停電回復→1~2分後UPS再起動→Macへの電源供給停止→UPS電源供給再開→Macが再起動
ということになる。Macが起動するのに1分かかるから、電源回復後2~3分でMacは回復することになる。 電源回復から UPSが再起動するまでの時間が一定でないようだ。
問題はMacが再起動したとき、キーボードを認識してくれない時があることである。HappyHackingキーボードだからである。認識してくれる場合もある。認識できなかった場合はキーボードのUSBコネクタを抜いて再度挿入すればいい。認識できない場合は Macが延々とキーボードを探すが、それほど問題ではなさそうである。
シャットダウンプロセスになるまでの時間(*A) を何分に設定したらいいのかを決めないといけない。停電が何分で回復するかは、全くわからない。夏場、落雷が原因で停電が毎年1回は起こる。いままでは10分以内に回復することが多かったが、勿論、保障はない。そこでテストしてみて、バッテリーがどのくらいもつかを調べてみる必要がある。 サーバ本体(Intel Mac)の消費電力は110W(最大連続)、外付けHD不明、キーボード、マウス不明というわけで、実際には不在の時で、Macもどんな動作状況にあるかによって消費電力は当然変化するので予想できない。UPSへの供給電源を切ってみるしかない。Macが何もしていない(HDへの書き込みとかをしていない、だれもアクセスしていそうもない状態)と思われるとき、AC電源を切ると接続容量は10%と表示される。接続可能最大容量は300Wだから30Wを消費するようだ。UPSのマニュアルにあるグラフからみると75Wで25分だから30Wだと62.5分と計算される。
Mac本体、USBハブ、キーボード、マウス、外付けHDの負荷、バッテリーは100%の状態でテスト。 60分後のバッテリーは80%である。新品バッテリーだから1時間はOKのようだ。
60分=3600秒にしておく。多分バッテリーは劣化するし、停電中にMacが最低消費電力状態であるという保障はないから長すぎるかもしれない。8掛けで45分くらいが最適なのかもね。
逆に10分くらいの停電だったら、いままで同様、このようなプログラムを走らせる必要はない。バッテリーが持たなくなって落ちたら、そのときはそのときくらいでもいいんだろうな。

コメントを残す