Typical Result

STAP HOPE Page のProtocol for STAP cells 固定ページ(Wordpress だからタブのページでなく固定ページにした)にあるTypical Result の写真
20160404typical_result
が擁護派の大きな力になっているようだ。

125. J・ワトソン 2016年04月04日 07:56
自家蛍光ではあり得ない

そうですね。この写真は、左が顕微鏡の明視野像(普通の顕微鏡の透過光でみた写真)、中央はOct4遺伝子が発現したらGPFができるようにしたのでGPFに至適な紫外線を照射したらGPFが発光した蛍光顕微鏡の写真、右が非特異的な蛍光が出ているという写真で、中央の図の中央の緑の丸が右では赤く光っていない、つまり中央の緑の蛍光は非特異的な蛍光(自家蛍光)ではなくOct4という細胞初期化に関わる遺伝子が活性化したんだということを意味しています。主張にぴったりの写真ですな。
しかし、これは理研の「STAP現象の検証結果」の2pに「緑色蛍光を有する細胞塊の多くは赤色 蛍光も有しており、赤色蛍光をもたない STAP 様細胞塊は少なかった。しかし、 赤色蛍光が低く緑色蛍光の高い細胞塊も存在し、定量 PCR により GFP 発現の確認される STAP 様細胞塊も存在した。」とこの写真のような細胞塊がなかったとは言っていません。「ただし、このような STAP 様細胞塊での多能性細胞特異的分子マーカーの遺伝子発現との相関は低かった。」と続いております。したがって「再現性をもって GFP 陽性を自家蛍光と区別し、多能性細胞特異的分子 マーカーの発現と対応づけることは出来なかった。」と結論しているわけです。
つまり、論文筆頭著者は確実にできると主張しているわけだが、これは確認できない、たまたまできたのは、ゴミあるいはアーティファクトだろ というわけです。こんなたまたまできたものを持って、STAP現象があると主張するのは無理じゃございません?ということです。
多い少ないはこの理研の報告書に数が書いてあるから読めばわかるよ。
この写真は理研に帰属する。ブログ主が理研の職員であった時に、理研の主導で理研の経費で行った実験の結果で、確かにブログ主が実施した実験かもしれないが、理研はレアケースとしてこの写真を公開していない。許可を得たのだろうか?ブログ主の都合/勝手で、許可なく公開したり、許可がないから(クローズドの委員会に)提示できないと言ったりひどいもんだ。
どこがTypical Result なんでしょね。10^6播種細胞 あたり 10 個程度の緑の細胞塊があって247 個の STAP 様細胞塊で53 個解析できたけど多能性細胞特異的分子マーカーの遺伝子が発現しているのがあったけど少ないし、GFP 陽性との相関も高くはなかったわけで、Typical Result  は平均的な結果を言うわけで、酸に浸したら壊れかけている細胞塊の写真とか、緑に輝いたけどマーカーの発現量が平均(つまり低い)的な写真が典型なんだよね。非常に例外的な写真では?

125. J・ワトソン 2016年04月04日 07:56
小保方氏の検証実験においては、多能性を検出するためのキメラ以外の様々なレベルの実験が全く行われていない

キメラが最終的な最も重要な証拠になるわけで、キメラ作成を理研は試みたわけだ。若山氏ではなく清成寛氏が行ったわけですが、理研の報告書(同上)のp3に「全部で 1,615 個の細胞 塊を宿主胚に移植し 845 個の胚発生を確認したが、リプログラミングを有意に示 すキメラ形成は認められなかった。 」とあり否定されています。
ほかの方法としてテラトーマ作成があるのですが、テラトーマを作るため必要な細胞の量が確保できなかったからやってないわけで、「全く行われていない」のではなく「できなかった」わけですな。STAP 様細胞塊がないんだからやりようがないわけです。
というわけで擁護派の主張は無理筋というものですな。

2件のコメントがあります

  1. ひめ

    うふふ。
    正義~!もっと解説のほど、よろしく♪
    楽しみだわぁ。

  2. ひめ

    (*^.^*) あっちのURLを某所に紹介されてて。あれ!アラシがあっちに行ったらまずいのではないかしらと思ったら、素早い対応ですね。
    某所を始め、粘着気質の方々が生息しているますからねぇ。
    もうね、宗教ですね。だったら財産を脅かすほどの”お布施”を彼等が出して、彼女が好きなように緑に光らせて喜んでいる建物を作ってあげたら良いのに。(研究所、なんて言わない)

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