唐辛子

ホーチミンのレストランでは、唐辛子のスライスが小皿で供される。

大きなまだ緑のやつがスライスされて出てくるわけだ。上から2つめの青い唐辛子は1/3切ってある。ものすごく辛いので1本丸々なんか入れたら辛くて食べれない。

下の赤いちいさいのも辛い。1本を縦半分にきり、フォーなんかの麺類に入れると十分スープが辛くなる。

辛み成分のカプサイシンは脂溶性なので、油を使わない料理だと、直接食べない限りそれほど辛くないはずなのだが、水溶性かと思われるくらい辛い。ホーチミンで食べたスープ類(フォーとかもふくめて)では、表面に油滴がほとんど浮いていない。つまりあっさりしたスープが多い。それでもこの唐辛子を入れると辛い、辛い。

辛いから別の小皿に入れて供されるのはうれしい。そうでなくて小皿にあるスライス(たいていは数枚)が全部料理のなかに入れてあったら辛くて食べられない。激辛を食べることが自慢のノータリンにはいいかもしれないが。

カプサイシンを生まれたての子供に与えると、痛覚を引き起こす感覚線維が成長してもなくなったままになるという科学論文が昔あったけど、その後どうなったんだろ?

ある程度辛いのは食欲とビールをそそるが、激辛なんか野蛮人の食うものだな。

2件のコメントがあります

  1. ひめ

    感覚線維がなくなったままになる・・・おぉコワイ!!!
    ヤバイわよね、それって。
    それにしても、見た目ではそんなに辛そうに思えないけど、特に上の大きな緑のは。
    適度な辛みは美味しいけど、後で口の周りもひりひり。
    これ、隠して持ち帰ったの?

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