赤貝

 包丁ではなく、鈍な刃のついたナイフがいいです。

今回は牡蠣用のナイフをつかいました。

 今回のはちっちゃな赤貝でした。

 赤い液体がでてきますが、これが赤貝の血液で、赤貝はほかの軟体動物(タコ、イカを含む)とちがって、血液の色素が含む金属イオンが銅ではなく鉄なので、人間のように赤いのであります。色素を作るタンパクは人の場合はヘモグロビンですが、赤貝はエリスロクルオリンと違っています。

 緑の丸が貝柱の位置ですから、ここを目標にこじ開けたら、貝柱を切ります。

 貝柱は小さくて食べない(食べてもいいよ、もちろん)のできれいにはがす必要はありません。外套膜はきれいにはがします。

 足とそのほかを切り離し、
 足は先端部分を残すようにに切り開きます。

 すし屋では、こいつをまな板の上にたたきつけ動くのを客に見せて、生きがいいことを見せつけます。