内覧会での指摘を受けて

2009年2月18日(水)

 売り主のデベロッパーの営業が、今日、仕事場に突然電話をかけてきて、いま修復工事やっているから見るならみてくれと...で、仕事の合間があったもんで、のこのこ出かけました。見るだけだから30分もかからないからです。

 まずはベッドルームです。このように床を全てはがし、コンクリートの打ち直し。手作業で平にするしかなかったようです。

 こうなると職人の腕で水平かどうかがきまります。

 向こうの窓から見ている人も工事関係者です。職人さんの頭の頭にかぶった手ぬぐいが手前に見えてます。

こっちはキッチンの床。壁側にコンクリートの梁があって、手前は流しの水回りの配管があるので、コンクリートの床は一段下がっています。そこでこのコンクリートの床にこの梁と同じ高さに板を張って高さをそろえるわけです。

 この梁のトップの平面がでていないのに、この上に床材を張ったため水平にならなかったわけです。そこでコンクリートの梁の表面を削って(はつり と言うらしい)高さをそろえているところですね。はつったところ(2カ所)が少し濃い色になっています。

 立ち会った工事の所長さん。たよりなさそ。ぼそぼそ言うだけです。質問しないと説明してくれない。「再内覧会には道具をもってきて水平になったことを証明してくれますね?」と念をおしたら、小さい声で「はい」といいました。

 残りの指摘部分は再内覧会のときにチェックします。

 床をはがす修復工事はここだけだそうで。あとはないらしい。この部屋だけなんでしょうかね?素人には気が付かないからね。

 指摘によっては、全ての部屋に共通にある瑕疵である可能性があるけど、指摘受けたところだけ修復するんでしょうね。営業の話では、検査を行う部署もあって、検査をしているとのことですが、検査とは見てくれだけで、点検孔からみたりすることはないんでしょうね。注文主はまだ売り主であるデベロッパーなんだから、良い商品を売りたければ、きちんと点検すべきと思いますが、そういうところに予算の割当はあまりない/社員の教育もしていない/検査システムが確立していないから、「さくら事務所」のような商売が成り立つんでしょうね。